相手に贈る品のカタチ

大切な人のバースデーやブライダル、退院・快気祝いやお見舞いなど、新築祝い、出産祝いなど、日頃の感謝の気持ちを込めて贈り物にする際に、皆さんはどんな贈り物をお届けしますか。

最近は、大切な人へのギフトとして手作りの品を贈る方は、珍しくもなりましたが、イラスト・詩(ポエム)・押し花・刺繍・写真などを額縁に収め生活空間の目の留まる場所に飾る習慣は、世界各地の人々が日常的に行っています。

また、実際に実生活の中で使用できるもの、衣類、日用品、家具などを贈る習慣も世界の各地域で人々がお互いに贈りものを贈りあっています。

近年の日本社会においては、特に若い世代の方々の間で手作りの品を大切な人に贈るという感覚や習慣が薄らいでいるように思われますが、相手や第三者の存在を大切に想いながらモノづくりをするという人々の行動は、これからも皆がお互いをつなぐ習慣として必要不可欠な感覚であると思われます。

現代社会の中では、モノづくり=お金を稼ぐという対人関係ではなく経済効果に直結する社会の風潮が強いのかもしれません。

現実的なお話しとしては手作りの品を相手からいただく際に、趣味に合わないものをいただいてしまった時の煩わしさなどを考えると、あえて時間と手間をかけて手作りのものを相手にプレゼントする必要性はないのかもしれないという思いもありますが、相手を想いながらモノづくりをし形として届けることは、人間の基本的な本能的な行動であるのではないかと考える昨今であります。

           

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