美術史をさぐる

美術史の全体を理解しようとする際には、ある程度時代ごとに区切りをつけることで大きな流れを把握することができるようになるなどとも考えらているようです。たとえば「古代」「中世」「近世」「近代」「現代」などのおおまかな時代の区分をつくりだし、それぞれの時代における代表的な絵画作品など振り分けてみたり、それぞれの時代ごとの特色として注目を集めた主題などを書き出してみるのも良いでしょう。作品のもつテーマ性を年代ごとに区分してみるだけでも、その当時の人びとの精神性や生き方、社会情勢などを垣間見ることができるのではないでしょうか。美術史を理解するには困難な用語ばかりでむずかしいとお考えの方々もご自分の言葉に置き換えてシンプルな方法で歴史を探ってみましょう。