美術史の流れ

美術の歴史を年代ごとに「古代」「中世」「近世」「近代」「現代」の5つの区分に分けるなかで、それぞれの時代の美術様式の違いや流れを簡単にまとめてみましょう。古代は、原始美術に加えキリスト教が生まれる前の古代美術であるという認識をされる方が多いようです。中世に関しては、古代ローマの滅亡から生まれたヨーロッパ独自の美術。近世は、ルネサンスの精神が芸術を動かす時代。近代におきましては、神々の世界から風景や風俗、静物などが作品の主題となる。現代にいたっては、絵画にとどまらずあらゆる芸術が多様性をもって生まれはじめる。美術の歴史を多角的にのぞいてみますと、そこには途方もない情報がみつかりますのでご自身の感覚でおおざっぱに美術史の流れをつかんでみましょう。