13世紀~14世紀のゴシック基

中世後期11世紀~12世紀には、イタリアには祭壇の上部に吊るす十字架の板絵が作られたそうです。額縁や額装にとって重要な木枠の構造や装飾が時代ともいえるのは13世紀~14世紀の時代のゴシック期に描かれた祭壇画の縁取りに現れたそうです。

キリスト教絵画と額縁の関係は、このころにはとても緊密な関係になっていたそうです。木枠は祭壇画のための縁取りとして、絵画と分けるわけにはいかない存在となりました。

それらは常に絵画と一体となって存在していました。テンペラ画の技法と同じ彩色方法や金箔で覆われていたそうです。

祭壇画には、板絵イコンのように絵画面よりも一段高くなった平らな木枠に囲われていたそうです。その平面の部分に、装飾的な効果と同じように、絵画の一部分を担う物語が描かれていたり、聖人像が描かれたものもあるそうです。